紅葉体験なら蔵王エコーライン、峩々温泉で秘湯の風雅を満喫
「かわさきあそび」2014秋号「ゆるり女子旅計画」で紹介しきれなかった、峩々温泉までの周辺の見どころや、スポットをご紹介!
「かわさきあそび2014年秋号」と、モデルコース「【秋】ゆるり女子旅計画~秘湯·峩々温泉とお散歩&買い物~」も併せてご覧ください。
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森のピザ工房・ルヴォワール
「かわさきあそび」で紹介した「ぱぴハウス」さんとともに有名なピザ屋さん。
川崎町内から、青根温泉に向かう国道457号沿いにあり、テレビで紹介されてから一躍有名に。
土・日には大勢のお客様が訪れて長蛇の列という「森のピザ工房・ルヴォワール」さんです。
以前のオーナーが始めた「石釜屋」さんのお客さんだった現・オーナーが、味と店を譲り受け、おいしさはそのまま、新たに「お釜ピザ」を創作したところ、これが大人気!
かつてこの地区の小学校だった建物も懐かしい雰囲気です。
森のピザ工房・ルヴォワールの地図
青根洋館のヘルシー焼き菓子
昨今、青根温泉を訪ねる女性たちに、温泉の美肌効果とともに知られてきたのが「青根洋館の焼き菓子」。
バターや生クリームを一切使わず、地元のカボチャやそば粉を活用してつくられる焼き菓子…素朴だけどヘルシーな味わいが最高です。
かつて東北学院大学の外国人教師の宿舎だった建物は、1階が案内所兼ティールームで、2階が国民栄誉賞作曲家・古賀政男記念館となっています。
昭和の香りたっぷりだから、お父さんやお母さんとたずねたら、きっと感激のひとときがすごせますよ。
青根洋館の地図
蔵王エコーライン
日本三大胃腸病の湯・峩々温泉(ががおんせん)
蔵王エコーラインの途中から川崎町方向へ戻る県道255号に、日本三大胃腸病の効能を誇る、日本秘湯を守る会会員宿の「峩々温泉」があります。携帯電話も鳴らない山の中はそれだけ自然も豊か。春の新緑から、夏の深緑、秋の紅葉まで、自然の営みは見応え十分です。
ちなみに「日本三大」とは、宮城県・峩々温泉、群馬県・四万温泉、九州・湯平温泉で、その共通点は「飲泉」による効果が期待できる源泉ということ。
峩々温泉では飲泉のほか、あつ湯とぬる湯の内湯で、あつ湯をおなかに少しずつ掛け湯にする方法もおすすめとか。また岩盤浴「見晴」や、露天風呂(内湯から出られる男女別の露天風呂、その先渓流沿いにある混浴露天風呂、貸し切り・天空の湯)などバリエーション豊富なのがうれしい宿。
おすすめは2泊3日で楽しむ「三日湯治」。ゆったりした談話室でくつろぎ、蔵王ハイキングを楽しめば、都会生活のストレスがす~っと消えていくようです。
◆峩々温泉の泉質と効能
泉質:ナトリウム・カルシウム・炭酸水素塩・硫酸塩泉
効能:胃腸病・リウマチ・肝臓疾患・その他消化器系疾患など
ウナギとカニの伝説
むかし…蔵王連峰のふもとの三階滝に大ガニがいました。長い間に体が大きくなりすぎ、滝つぼの広い不動滝を乗っ取ろうと考えました。
不動滝には年老いた大ウナギが棲んでいましたが、大ガニの挑戦状を受けて困り果てて若い娘に化けて、政治郎という猟師をだまして鉄砲での助太刀を頼みます。
決戦の日、政治郎は寝坊をして約束の時間に遅れてしまいます。
そのころ不動滝では、大ウナギが大ガニに三つに切られて、天に飛ばされていました…。
「わしが遅れねば、勝てたかもしれない」と政治郎は思いましたが、大ウナギの、頭は青根、胴は峩々、尾は遠刈田に落ちました。それからというもの、青根温泉は頭に、峩々温泉は胃腸に、遠刈田温泉は足腰によく効く湯がわき出るようになったとさ。
峩々温泉の地図