川崎町のおもしろ人

家づくりねっと・小野寺 信さん

川崎の森を育む家づくりねっと・小野寺 信さん

大黒柱には訪ねた人々の身長&サインが…! 奥様のお気に入りです。(写真)

「川崎型住宅」をご存じでしょうか? NPO法人「川崎の森を育む家づくりねっと」の仲間が提唱する“産直型家づくり”のことで、宮城県が推奨する“みやぎ版住宅”にも指定されています。
 理事長を務める小野寺さんは、実際に川崎型住宅に暮らすひとり。「川崎型住宅は10棟を越え、多くのオーナーから満足しているといわれます」と話します。
小野寺さんは娘さんが幼いころアトピー性皮膚炎を患いました。食べ物アレルギーと併せて「建材に含まれる化学物質」も原因と知り、健康によい家づくり情報を集める中で、川崎町の無垢材で家づくりに取り組む、建築士・原田有造さんが提唱する川崎型住宅にたどりついたのです。
「大きな空間や木の肌ざわりに“これだ”と直感しました」。支倉地区に川崎型住宅を建てて暮らし始めると、娘さんのアトピーは徐々に改善。中学生の時は陸上部で活躍するほど元気に。小野寺さん自身も「花粉症が治まった」とか。
「仙台市内から川崎町に移り、生活の質を変えたこともよかったんでしょう。人として“ヘナチョコ”になっていたんですね」と、奥様の利恵子さんは近くの子どもたちにピアノを教えながら、支倉地区の生活を楽しんでいるようです。
「川崎型住宅は、すべて地元の木材、地元職人の手で造られます。森を守り、職人技術を継承し、地球環境にもよい健康住宅だと思います」。小野寺さんご夫婦の言葉には、自然と共に暮らし循環型社会を実現するための、大切な手がかりがありました。


2中
小野寺さんの家は、川崎型住宅第5号。



3小野寺大
リビング。原木から加工するので設計の自由度も高いといいます。


1小
川崎型住宅第1号。

 
 
 
 
 
 
 


川崎の森を育む家づくりねっと
住 柴田郡川崎町支倉字薄木20-2
TEL 0224-86-2537

更新日|2013/12/12

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