川崎町のおもしろ人

『じゃっぽの湯』湯守・丹野誠幸さん

青根温泉『じゃっぽの湯』湯守・丹野誠幸さん

丹野誠幸さん(右)と青根温泉合同会社代表の下斗米麻子さん(左)

蔵王のふもと青根温泉で年間約9万人の日帰り入浴のニーズに応える「じゃっぽの湯」。“じゃっぽ”とは土地の言葉で「湯や温泉」のことです。「目に効く、美肌効果があるとされる青根温泉の七つの源泉を集めた贅沢な温泉なんですよ」と丹野さん。総支配人として、じゃっぽの湯、二つの足湯(停車場の湯・朝日の湯)、青根洋館、青根自然の森公園の運営管理に当っています。

25年ほど前、縁あって青根温泉の住人に。青根地区はわずか60世帯・120~130人ほどが暮らしている所ですが、「地元で働ける場を作りたい」と、5年前に住民が全戸出資の青根温泉合同会社を立ち上げ、町から温泉と青根洋館の運営委託業務を受注し、地元の人18名をスタッフに働く場を確保したのです。
「観光で訪れる都会の人は、コーヒーを飲んでひと休みしたいはず」と考え、スタッフと話し合い、青根洋館でコーヒーと焼菓子のセット(400円)を出すとこれが評判に。日帰り入浴客も増え続けて50万人を突破しました。
丹野さんは青根温泉「雪あかりまつり」の仕掛け人でもあります。今では温かみのある青根温泉の冬のまつりとして有名になりました。
「青根温泉をもっと素晴らしい場所にしたい」と、じゃっぽの湯の湯守・丹野誠幸さんは、これからも青根温泉の発展を陰から支えていこうとしています。

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青根洋館の前で、青根温泉合同会社のスタッフのみなさん


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じゃっぽの湯
住 柴田郡川崎町青根温泉10-1
TEL 0224-87-2188  休 年中無休
営 6:30~21:30
料 大人300円、子供150円。休憩所利用は、大人500円(酒類以外持込自由)
泉質 単純温泉・低張性弱アルカリ性高温泉

DSC04324 青根洋館そばケーキ(焼き菓子)
休憩室は200円の追加で一日使えます
懐かしい味の洋菓子セットが人気!

更新日|2013/12/09

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