かわさきあそび2013夏号
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業からの支援を得て「ようやくそろえられた」といいます。 佐藤会長の息子さんで現リーダーを務める佐藤新吾さんも「撥はホームセンターで丸太を買って自分たちで削り、太鼓を固定する台は親御さんたちが見よう見まねで作ってくれたんですよ」と発足当時を懐かしげに振り返ります。 川内小学校の子どもたちが中心だった川内太鼓は、保護者や卒業生たちが参加するようになり、やがて地域をつなぐ文化活動となっていきました。心を震わせる演奏でアラバキにも出演 タンタンタン、ドドドッドッ…締め太鼓が軽い音でリードし、大太鼓が呼応して響き渡る。間近で聞く太鼓の音は、本当に心地よく全身に響いてきます。 得意演目の「大地礼讃」は、北村先生が作った曲で、地域を潤す太郎川の流れ、川崎町と蔵王の自然と四季の豊かさを表現した壮大な曲です。さらに「ぶち合せ太鼓」「天平太鼓」「かみつき木遣太鼓」「みなくち囃子」などの演目に挑戦し、演奏技術が高まってくると、近隣から出演依頼が来るようになりました。最初は町内のお祭りやイベントに出演。今では、東北地方最大のロックイベント「アラバキロックフェスティバル」にも出演し、感動を呼ぶほどになりました。未来に引き継ぐ感動の太鼓 わずか六歳、最年少の打ち手が佐藤新大(しんた)くんです。「二歳くらいから聞いて育ち、自分からやってみたいと言いだしました」とリーダーで父親の新吾さん。「ドキドキして楽しい…」と恥ずかしそうな新大くんですが、ひとたび太鼓に向かうとその表情は一変。キリッとした姿で、親・子・孫という「三世代太鼓」の饗宴です。その見事な響きは川内太鼓の未来を象徴し、これからの活躍が期待されています。手造り工房、十割そばゆっく里�柴田郡川崎町前川字松葉森山1 ☎090-7065-4580(佐々木)�月~金�土日祝11:00~15:00 �8台町内から青根への国道457号・腹帯(はらおび)地区。産直施設に隣接したお店は、「手造りそばの趣味が高じて…」というご主人、佐々木さんの“こだわりそば”のお店です。会津産のそば粉を使用した十割そばは、弾力のある食感が特徴。ヘルシーな「ぶっかけそば(800円)」は女性に人気の一品。1日40食限りで売れ切れ御免のお店です。 こちらは、ぶっかけそば。気さくな感じの、ゆっく里。08かわさきあそび [MAP]p18 C-4き やり「支倉常長まつり」では、素晴らしい演奏を披露してくれました。ストレスや肩こりがなくなりました、と女性会員のお母さんたち。会長(奥)、リーダー(右)、ホープ(左)…三代の見事なそろい打ち。太鼓の響き、そーれ!の掛け声が、地域の絆を強くしています。クーポン

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