かわさきあそび2013夏号
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保存会何もない川内に新たな郷土芸能をつくりたい! 「この土地でこそ、子どもたちに太鼓を体験させたい」…20年前、一人の先生が川内太鼓をスタートさせました。当時川内小学校に赴任したばかりの北村公一先生です。近隣の北野天満宮や太子堂に頼み込んで太鼓を借り出し、手さぐりで学芸会や運動会で披露したのが始まりです。 その活動を目にした、当時PTA会長だった佐藤新一郎さん(現保存会会長)も、「これだ!」と感じたそうです。「川内地区は昔からの伝統芸能がなく、何か人々の気持ちをひとつにするような活動ができないだろうか」と考えていたといいます。ゼロからのスタート地域の手がつぎつぎと しかし、太鼓はもとより台や撥(ばち)もなく、もちろんそろいの法被(はっぴ)もありません。太鼓をそろえるだけでも300万円ものお金が必要です。佐藤会長は町に補助を申し出るとともに、あちこちに寄付依頼に回り、宝くじ地域振興事釜房の湖畔に、川崎町の野や森に、蔵王の峰々に…響きわたる「川内太鼓」。川内太鼓が誕生したのは20年前。今は廃校となった川内小学校から新しい郷土芸能が生まれ、地域の強い絆を育んでいます。川内太鼓川内太鼓保存会は、1993年に生まれた川内太鼓を川内地区の郷土芸能として伝えていくことを目的に1995年発足。今では町内外のイベントに引っ張りだこで、毎年アラバキロックフェスティバルにも出演。会員は14家族。旧川内小学校体育館をホームグラウンドに活躍中です。こんにゃくメニューの青空カフェ11のたね�柴田郡川崎町前川字裏丁34☎0224-84-4911 �月~金�土日の11:00~17:00/ランチ11:30~14:00�5台手づくりこんにゃく料理のお店。ヘルシーで体をきれいにするデトックス(排出)効果がある、こんにゃく。子どもたちお気に入りのスイーツ(2種150円)や、本日のランチ・こんにゃくキーマカレー(各500円)、農園スープ(200円)など、創作こんにゃく料理はグッド。ひと休みにはぜひ! こんにゃくスイーツの抹茶きな粉(手前)とブルーベリー(奥)。本日のランチセット。07かわさきあそびかわさき・夏のおすすめスポットかわさき・夏のおすすめスポット印がある施設やお店は、裏表紙の特別クーポンで割引やプレゼントの優待が受けられます。クーポン [MAP]p17 D-3「川内小学校」と焼印が押された撥(ばち)。練習を終え笑顔を見せる、川内太鼓保存会の皆さん 川内太鼓のホープ、佐藤新大くん。かわさきかわさき文化の文化の時間時間クーポン

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