かわさきあそび2013秋号
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平泉さんは長野県出身。東京で彫刻を学んだ後に、宮城県に移住した彫刻家で、二科展への出品をスタートに、様々なコンクールに入選、現在は個展を通じた作家活動をしています。石んこ地蔵の制作と並行して、公的施設などからの制作依頼に応え、流れるような曲線をもつ大型の抽象作品も創作してきました。 「頭の中に”そのカタチ“が降りてくる」と、平泉さんは夢中で石を刻み続け、完成した作品のイメージを見て奥様の和代さんが作品名をつけているといいます。 「それはもう、”生きるための仕事“というような感じで、ほとんど自力で工房や家を建て、畑を耕して野菜を作り、それをねらう猿の軍団と闘い(笑)、石と取り組む毎日です」と和代さんが言うように、人と自然の本質を見つめながら彫刻に取り組む平泉さん。 周辺の豊かな自然環境の中、和代さんもまた目の前にある北川で石を拾い、「石ころアート・石磨き体験教室」を開いています。石神彫刻工房を訪れると、きっと見る人にとって大切な生き方が見えてくることでしょう。10かわさきあそびアメリカのマンガ・スヌーピーの合言葉から名づけたというピーナッツプレイスは、静かでシンプルな店内で気さくな性格の大久千鶴ママが作る手づくりケーキのお店。仙台市のカフェ「アズタイム」で修行したという3種のコーヒー、4種の紅茶(各400円~)とチーズケーキ(260円)、シュークリーム(180円)、季節のケーキのセットメニューがあるほか、クリスピーピザなどもおいしい。製作に集中する平泉さん大らかな曲線を生かした抽象作品も見学できます。石ころアート体験教室の作品(できた作品は持ち帰れます)。休息室は200円の追加で一日使えます。丹野誠幸さん(右)と青根温泉合同会社代表の下斗米麻子さん(左)本格コーヒーと手づくりケーキの店!喫茶 Peanuts Place ピーナッツプレイスおもし川崎町コーヒーと、バターを使わない懐かし味の焼菓子セットが人気!冬でも心が温かくなる「雪あかり」まつりに働く場を確保したのです。 「観光で訪れる都会の人は、コーヒーを飲んでひと休みしたいはず」と考え、スタッフと話し合い、青根洋館でコーヒーと焼菓子のセット(400円)を出すとこれが評判に。日帰り入浴客も増え続けて50万人を突破しました。 丹野さんは青根温泉「雪あかりまつり」の仕掛け人でもあります。地元の子どもたちに冬の楽しみを…と始めた雪あかりは17年目。今では温かみのある青根温泉の冬のまつりとして有名になりました。また今年5月には、青根洋館の周囲にクリスマスローズやハーブを植栽し、「花の市」を初開催。 「青根温泉をもっと素晴らしい場所にしたい」と、じゃっぽの湯の湯守・丹野誠幸さんは、これからも青根温泉の発展を陰から支えていこうとしています。1柴田郡川崎町前川字裏丁189-3笘踀0224-84-2526 4火曜定休312:00~19:005なしクーポン [MAP]p17 D-3

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