ノスタルジック 羽前街道
川崎町役場から南へ1.5km山形自動車道を超えた先の前川地区から、蔵王町方面に分け入る古道が「羽前街道」。
車で行くには狭い道で、古道の方は歩くのもやっとですが、そこかしこで”歴史の証人たち”に出会うことができます。
羽前街道は、川崎宿と宮宿をつなぐ道です。
黒龍不動尊(お不動さん)
鳥居をくぐると、まずユニークな顔のお不動さんが迎えてくれます。祠(ほこら)は新しいものですが、脇のご神木は樹齢100年以上。ご本尊は奥にある滝の中です。昔は3体あったそうですが、大水で流され2体になってしまいました。周囲の黒い崖と滝の白い水しぶきが美しく「黒龍」の名となりました。地域の守り神として知られています。1月末から2月中旬の間、祠の隣に見ごたえのある「つらつらの滝」も出現します。 |
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毒清水(どくしみず)
前九年の役のこと、敗走する安倍貞任軍が清水に毒を放ちましたが、八幡太郎義家は神のお告げで、この水を飲まず、黒龍で休息し追走できたため、義家が不動明王を納めたと伝えられています。 |
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四方峠(しほうとうげ)
「江戸へ百里笹谷へ五里」・・長旅の道しるべとして重要な碑でした。昔は四方を広々と見渡せたのでこの名となりました。 |
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